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2012年8月23日

【韓国経済の実態】「また通貨危機が来る」が現実味

■歴史は繰り返す?

また通貨危機が来る
そんな恐れが、現実味を帯び始めています。

韓国経済の実態としては、前回の記事でも触れたように、7月の輸出は、前年同月に比べて8・8%減。さらに、8月の貿易収支は、7か月ぶりに赤字に転落する可能性が高まったとされています。

詳しくは、当ブログの次の記事をご覧ください。

韓国、「経済危機」突入か?貿易収支、赤字の公算

日経ビジネスによれば、韓国は1997年、2008年、2011年の3度、「通貨危機」あるいは「準危機」に陥っています。共通するのは、いずれも貿易収支の黒字が急減したり、赤字化した時だったということです。

(ソース)
・日経ビジネス:韓国が脅える「政権末期の経済危機」
貿易黒字が急減――日・中との外交摩擦もリスクを加速
(2012年3月6日)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20120305/229443/?rt=nocnt

まさに現在、その現象がおきつつあります。
韓国経済は、かなり厳しい状況に陥ることが予測されます。


■政権自ら「経済非常事態」を宣布

パク・クネ政権は、就任初年度から「経済非常事態」を宣布。2013年の成長率予測値を2.3%に大幅下方修正し、政策手段を総動員して景気浮揚に取り組むと公言しました。


■アベノミクスが追い打ち

「円・ドルの為替レートが7%の円安・ドル高になった場合、韓国の輸出は6%以上減少する」
韓国の民間シンクタンクが、こんな予測を出しています。

アベノミクスは、中長期的には日本の産業競争力の強化につながり、韓国企業が苦戦するというのです。韓国の経済危機は、当初、世界景気の悪化が背景にありましたが、アベノミクスが追い打ちをかけている状況です。

【2013年】韓国経済の実態は「非常事態」?アベノミクスで大打撃


■現状は、すでにアジア通貨危機よりも深刻?

大韓商工会議所が会合に先立ち実施した緊急アンケートによると、地方商工会議所の会頭らの70%が現在の経済状況はアジア通貨危機の水準と比べ、「同じ水準」か「深刻だ」と答えています。全国の地方商工会議所の会頭らは光州商工会議所で会合を開き、現在直面している経済危機について、苦しい実情を訴えました。

アジア通貨危機は一時的かつ単純な危機でしたが、現在は総体的かつ長期的な危機状況であることなどが回答理由の中に見られたということです。

(ソース)
・朝鮮日報:韓国経済:「アジア通貨危機よりも深刻」70%
(2013年5月23日)

(2013年6月8日更新)