【共産党の東京都・放射線量分布マップ】
(地図)
・放射能汚染地域マップ(東京都)
2011年5月6日から25日、都内で共産党による放射線量調査が行われました。調査結果としては、葛飾区、江東区、足立区などにおいて周囲より高い放射線量が検出されました。測定最高値は葛飾区の水元公園で0.618。江東区内では住吉の猿江公園、亀戸の亀戸公園で高い数値が出ました。具体的な線量は以下の通りです。
※単位は1時間当たりの放射線量(マイクロシーベルト)。以下同様。
・住吉2丁目 猿江公園 0.134~0.233
・亀戸8丁目 亀戸公園 0.132~0.261
その他の主な場所での放射線量は次の通りです。
・豊洲 5街区工事道路入り口縁石 0.142
・豊洲 5街区N-27地点 0.137
・清澄 清澄公園草地 0.143
【調査の方法と概要】
・測定結果
江東区から練馬区を結ぶ線より東側の地域は、年間1ミリシーベルト以上の放射線量となる可能性があることがわかりました。
・測定方法など
地上からの距離:約1メートル。
測定日:2011年5月6日~25日。
測定器:ALOKA PDR-101型(ポケットサーべイメーター)
(参考)
・日本共産党 東京都議会議員団|申入れ・談話・声明
【週刊現代の調査結果】
週刊現代の独自調査の結果が7月2日号に掲載されました。計測数値は以下の通りです。
・江東区砂町水再生センター 0.28
・豊洲の築地市場移転予定地 0.25
・豊洲駅 0.24
【江東区の動き】
江東区の都の汚泥処理施設「東部スラッジプラント」周辺で、1時間当たり0・2マイクロシーベルト前後の放射線量を観測したことが7日、分かった。独自調査した江東区内の父母らでつくる「NO!放射能『江東こども守る会』」が同日、都庁で会見し、明らかにした。守る会は、都と区に対し、施設周辺の除染作業などを求める緊急要望書を提出した。
・東日本大震災:江東の汚泥処理施設、0.2マイクロシーベルト放射線量検出 /東京 - 毎日jp(毎日新聞)より。
共産党や住民による調査を受けて、区でも調査が行われることになりました。結果は江東区の公式HPなどで公表されます。
・江東区公式HP
【放射能の除去と対策】
江東区では住民が自主的に放射線測定を行い、都に除染などの対策を求める要望書を提出しました。たとえ放射線量が低い地域でも、場所によって放射線量が高くなるケースがあります。水の集まる場所では数値が高くなる傾向が見て取れます。とくに雨樋の下については、数値がはねあがることがあります。ホットスポットがある地域においては速やかに計測を行い、適切な対処をとることが必要と思われます。
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・【地図】東京都の放射線ホットスポット(放射能汚染地域マップ)