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2013年1月22日

【韓国経済危機】「アベノミクス」に韓国悲鳴(2013年)

■韓国経済危機:「アベノミクス」に韓国悲鳴

大胆な金融緩和政策をともなう「アベノミクス」は、韓国経済にとって、強い逆風になりそうです。

「アベノミクス」で、東南アジア各国では日本からの受注が拡大し、その恩恵を受けると予測されます。一方、輸出でライバル関係にある韓国は円安の進展で不利な立場に立たされると思われます。

クレディ・スイスなどは、円安で日本の自動車・電子機器の輸出競争力が高まるため、韓国は苦戦を強いられるとみているということです。

(ソース)
・サンケイビズ:アベノミクス、韓国悲鳴 円安が輸出直撃 東南アジアには恩恵
(2013年1月22日)


■耐えうるウォン相場は「1050ウォン」?

大韓貿易投資振興公社が行った調査では、耐えられるウォン相場として、大企業の半数以上が1050ウォンと回答。韓国貿易保険公社の調査では、輸出中心の中小企業の損益分岐点となる為替相場は、1102ウォンとの結果が出ています。

【韓国経済危機】ウォン高円安で赤字企業続出(2013年1月)

ネット上の口コミでは、すでに輸出で利益があげられなくなっている韓国企業が出始めたとの情報もあります。


■円安で対日貿易赤字が増加

円安の影響で2013年に入ってから韓国の対日貿易赤字がかさんでいます。日本の財務省が公表した4月の貿易統計によりますと、4月の対日貿易赤字は2482億円で、前年同月比45・7%増加しました。2013年1月には888億円だった対日貿易赤字は、2月に1336億円、3月に2395億円と4月までに3カ月連続で拡大しています。

【韓国経済の実態】円安で対日貿易赤字が増加(2013年)


■2014年まで厳しい状況

韓国の朴槿恵大統領は、5月16日、今年に加えて2014年も韓国は厳しい経済状況に直面する見通しであるとの認識を示しました。大統領府が公表した声明によると、朴大統領は財政政策に関する会合で、インフラ支出の大幅な減少が成長を妨げる可能性があると指摘しています。

【韓国経済の今後】2014年まで厳しい見通し=大統領(2013年)

韓国経済は、しばらく苦しい状況が続きそうです。

(2013年6月5日更新)