■ ねらい目はアコム、アイフル、プロミス?
ネット上のサイトで、消費者金融系のカードローンの審査通過率の比較を掲載しているところがあります。
そのデータによれば、審査通過率は次のとおりです。
・アコム 48・3%
・アイフル 43・6%
・プロミス 39・6%
・レイク 36・9%
※2014年1月~3月のデータ。
(参考)
・カードローン比較ラボ
本当だとすれば、アコムやアイフルあたりは、かなり審査が甘いということになりそうです。この他、ネット上では「三菱東京UFJが甘い」との口コミもあります。
私自身は、アコムを利用したことがあります。今回の記事では、実際にカードをつくった経験や、アコムや東京三菱UFJ銀行に電話で聞いた内容も踏まえて、カードローンについてまとめてみました。
■ 「審査落ち」は他社にバレる?
「同じ期間に何度も審査落ちすると、審査落ちしたことが他社にバレるかも」。
そんな口コミがYahoo!知恵袋に見受けられます。
以下、Yahoo!知恵袋からの引用です。
同じ期間に何度も審査を受けるのは
信用情報機関に、「カードの入会審査をした事」
「審査に落ちた事」が記載され、ほかのカード会社が
それらも参考に審査していると思うので、気をつけないといけません。
(参考)
・Yahoo!知恵袋:カードローンの審査で片っ端から通らりません。
こうした話もありますので、念のため、カードローンは審査が通りやすものから申し込んでいくのが安全かもしれません。
■ アコムとプロミスは確かに甘そう
公式HPで比較検討してみますと、やはりアコムとプロミスは審査がゆるそう。アコムとプロミスのHPには、「パート、アルバイトもOK」という趣旨の記載があります。
以下、アコムとプロミスのHPのデータです。
〇アコム
金利 4・7%~18・0%。ネットで申し込みから契約まで可能。審査回答最短30分。パートやアルバイトもOK。来店不要で、即日振込も可能。
〇プロミス
金利 6・3%~17・8%。10万円借り入れの場合、月々4千円の返済。申し込み、借入れ、返済は24時間365日OK。来店不要。学生、パート、アルバイトも可。
私はアコムのカードを使っていたことがあります。やはり審査は甘く、きちんと返済していると、「枠が増えたからもっと借りられるようになった」という旨の電話までもらったことがあります。
アコムは、無人店舗「むじんくん」に足を運べば、その場で在籍確認を行い、カードを発行してくれます。在籍確認は、「勤務先にアコムとは名乗らずに電話して、本人が在籍しているかどうかをチェックする」といった形式です。
アコムの場合、必要なものが次の2点です。
・本人確認できるもの(免許証や保険証)
・収入が証明できるもの(「確定申告書」や「給与明細2か月分」)
■ レイクとアイフルの特色は?
以下は、他の消費者金融系カードローン会社の特色です。(各公式HPより)
〇レイク
金利 4・5%~18・0%。初めてなら借入額のうち5万円は180日間無利息。初めての人は、30日間無利息。即日振込、来店不要。セブン銀行で借入れ、返済のATM手数料無料。
〇アイフル
金利 5・5%~18・0%。来店不要、手続きはネットで完了。即日融資可能。
■ 専業主婦OKのカードはどこ?
主要なカード会社に電話して聞いたところ、専業主婦OKのところは以下のとおりです。
〇 みずほ銀行カードローン
〇 カードローン BIG(イオン銀行)
〇 三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック
〇 じぶん銀行カードローン じぶんローン
〇 楽天銀行 スーパーローン
専業主婦OKのカードについては、次の記事で解説しています。
・【主要10社を比較】専業主婦OKのカードローンは?(キャッシング)
■ 銀行では三菱東京UFJがゆるい?
カードローンは、消費者金融が審査が甘く、銀行は審査がきびしいという口コミがあります。
ですが、「三菱東京UFJ銀行はゆるい」との評判が見受けられます。ニュースサイト「ビジネスジャーナル」の記事に、次のような「三菱東京UFJ行員の声」とされるコメントが掲載されています。
固定電話があり、家族構成、勤務先での勤務実態が確認できれば、多少、借り入れ額が多くとも、貸し付けは可能。他社での借り入れが多い人には「おまとめローン」も提案できる。他社での借り入れ返済を約束した上で貸付額を増やせば、その分、貸し手(銀行側)は、安定した収益が得られる。
(参考)
・ビジネスジャーナル:三菱東京UFJ銀行員「ローン審査ゆるゆるで、アコムに丸投げ」
(2012年8月27日)
ちなみに、三菱東京のバンクイックの場合、金利「年4・6%~14・6%」、最短30分で審査回答、利用限度 最高500万円という内容。また、融資枠100万円までは、所得証明書が不要です。
銀行は、消費者金融系と違って、総量規制がかかりません。総量規制とは、ノンバンクの場合、無担保の借入合計が「年収の3分の1」を超えている人は、新たな無担保融資が受けられないという制度のことですね。
銀行系のカードローンであれば、無担保で借りているお金の合計が「年収の3分の1」を超えていても融資が受けられることがあります。三菱東京に電話で聞いたところ、「総量規制を超えているような人でも、実際に利用できたケースはある」とのこと。
ちなみに、三菱東京の在籍確認については、勤務先に電話して、「三菱東京UFJ銀行の〇〇と申しますが、△△様はいらっしゃいますでしょうか」といった照会の仕方になるということでした。
■ 審査の基準とは?
固定電話、家族構成、勤務先での勤務実態(職業、勤務先、年収)に加え、住居、居住年数、他社の利用件数と借入金額などが審査基準になると言われています。他社で滞納があったりする場合には、不利になることがあります。
要は、「貸したらきちんと返してくれる確率」が高ければ高いほどいいということなのでしょうね。
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