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2015年4月15日

【まとめ】ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座【レビュー】

ダン・S・ケネディって だれ?



上記のyoutube動画は、ダン・s・ケネディの講演のようす(英語)です。

ダイレクトマーケティングの第一人者ダン・ケネディ。今回の記事では、書籍『ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座』の口コミ・評判についてまとめてみました。

ご存じの方もいると思いますが、ダン・ケネディは、ダイレクトレスポンスマーケティングの第一人者。当たりさわりのない成功法則ではなく、耳の痛いことでも、すべて包み隠さず話してくれることから「不都合な真実を教えてくれる先生」として親しまれています。

公式ブログによると、経歴は次のとおり。

「アメリカのダイレクトレスポンス業界の指導的存在。年間20万人以上に講演。マーガレットサッチャーや、ブッシュ元大統領、レーガン元大統領などと共に講演活動を行う。

毎年行っているカンファレンスは、参加費が35万円以上にも関わらず、世界各国から起業家が足を運んでいる 。また、TVショッピング界のカリスマ的存在でもあり、クライアントのTVショッピング会社は年間1600億円を売り上げ、アメリカでナンバー1を記録。」


『世界一シビアな「社長力」養成講座』とは

「あなたは次のうちどちらになることを選びますか?

1、社員に尊敬され人気もあるけど、儲からない会社の社長
2、社員には恐れられ嫌われているけど、儲かっている会社の社長」

この本では、こんな問題提起をしています。

「社員を雇うのは、利益を上げるため。それ以外の目的はない」。

この書籍の内容を一言で言うと、こうなるようです。

いったいどういうことなのでしょう。この本を出しているダイレクト出版のHPでは、経営者にこう語りかけています。

「あなたがまずしなければならないことは、あなたの知らないところで彼らが会社のもの(時間を含む)を盗むのを防ぎ、あなたのプランに沿って彼らに仕事をさせ、そういう仕事をしている従業員に報い、そうでない従業員をカットすることです。」

なんともまあ、極端な意見ですね。


強いメッセージは誰かを怒らせる?

この本は経営者側の利益を第一に書かれています。ですので、従業員側の立場に立つ人など、多数の人を怒らせたり、あきれさせたりすることがあると思われます。ですが、それこそがダン・ケネディの戦略なのかもしれません。

ネット上には、次のようなレビューがあります。

「起業家は、強いメッセージを送らなければいけない。そうじゃなかったら、売上があがらず、ゆっくりと死を迎えるしかないからだ。パンチを効かせなきゃ、いい人ぶってたら、誰からも注目されない。そして現代では注目されなかったら終わりである。」

(参考)
・ザ・レスポンス:これ見て(笑)

次のような書評もあります。

「大事なのは、皆が思ってる事を言う……

というよりは。

皆が「薄々」思ってる(でも言えない)事を言う

ということです。

よくぞ言ってくれた!っていう感覚を刺激すること、です。」

(参考)
・ライティング記「×皆が思ってる事 ○皆が「薄々」思ってる事」


欲求に従うのか、それともお金持ちになりたいのか

「金持ちになりたければ、そのことだけを考えろ」。
ダン・ケネディのメッセージをこう受け止めた人もいるようです。

「世の中に強烈なインパクトを残し、世界的にみて巨大な価値や収益を生み出す企業のリーダーが、自己中心的で、超自分勝手で、ファンと同じく多くのアンチを作っている例は多く存在します。」

(参考)
・世界一シビアな社長力養成講座。経営者は従業員を幸せにすることだと思い込んでいるふしがある。


囚人はあなた?

表紙の絵では、社長っぽい人が囚人を蹴り飛ばしています。この囚人、従業員なのだと思っていましたが、「その囚人あなたです」と述べている人もいます。

「ダンを連想させる人物が、囚人のケツを蹴り倒しています。

(中略)

え?この囚人って、あなた(経営者)のことですけど?

ダンが蹴り倒しているのは、囚人経営者である、あなたです。

根拠の無い固定観念、何処かで植えこまれた倫理、

遠慮無く言えば、洗脳の類に囚われた、あなたの思考を指しています。」

(参考)
・囚人ってあなたのことですよ? 「ダン・S・ケネディの世界一シビアな「社長力」養成講座」

なるほど。そう言われてみれば、そういう見方もできるかも。


人の目を引く戦略が特徴?

この書籍の戦略は、「極端に個性的な主張をして世間の目を引く」というアプローチなのかなと思います。確かに、常識とはかなり違った主張なので、思わず「何だろう」と注目してしまいます。本の内容もおもしろそうですが、著者の「本を売るための戦略のうまさ」にも興味を引かれます。


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