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2012年12月4日

【韓国経済危機】19万人が住宅ローン地獄?

■19万人が住宅ローン地獄?

競売にかけてもローンを完済できない住宅の所有者が19万人
これが韓国の現状だと言います。

とくに都市圏で不動産の下落幅が大きく、鑑定価格10億ウォン(約7600万円)の家を競売にかけた場合、7億6400万ウォン(約5800万円)でしか売れない状況なのだとか。

19万人という数字は、住宅ローンを組んでいる人全体の3・8%。金額に直すと、13兆ウォン(約9880億円)に上るそうです。

(ソース)
・朝鮮日報:売ってもローン完済できない家の所有者19万人
(2012年12月3日)

住宅ローンが不良債権化する構図は、米国のサブプライム危機に似てきています

過去の記事で触れましたが、韓国の個人負債と不動産価格の下落により、景気がさらに悪化する可能性があると指摘する専門家も見受けられます。

【韓国経済危機】輸出不振と個人負債で景気悪化(2012年11月)

サムスン電子や現代自動車など、一部の企業は好調に見えます。しかし、韓国経済は、全体としては深刻な問題をかかえており、ちょっとしたきっかけで破綻しかねない構造であるように感じます。


■ソウル集合住宅の公示価格、6・8%下落

2013年、韓国ではマンションや連立住宅など集合住宅の公示価格が4・1%下落。不動産景気低迷が長期化したことで、2009年以来4年ぶりに全国の公示価格が下落傾向へ転じています。その中でもとくに、住宅市場の低迷の影響を最も多く受けたソウルの落ち込みが激しく、6・8%と急落しました。


■不動産市場が低迷で庶民の仕事が激減

不動産市場も低迷にともない、庶民の仕事が激減していると言います。2011年以降、引っ越し業者の仕事や工事現場の仕事が減り、失業者が続出しているそうです。


■GEが韓国不動産市場から撤退

2013年1月には、米国ゼネラル・エレクトリック(GE)が韓国の不動産市場から撤退するというニュースが報じられました。GEの不動産投資部門であるGEリアルエステート韓国支社は、2012年、ソウル・論ヒョン洞、城南市(ソンナムシ)、大邱市(テグシ)のビルなど4000億ウォンに達する物件を売りに出しました。

【韓国経済の実態】不動産企業、不況で社員に空き部屋買わせる?

韓国の不動産事情は、かなり厳しい状況であると感じます。

(2013年6月9日更新)