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2014年4月24日

【ゼロからわかる】 造園技能士 (1級・2級・3級、受験資格)

■ゼロからわかる造園技能士

国家検定制度である「技能検定」にはたくさんの種類があります。造園技能士は、その中の一つ。

技能検定は、「働く人々の有する技能を一定の基準により検定し、国として証明する国家検定制度」。種類は、2013年年4月現在で114職種。技能検定の合格者は2011年度までに359万人を超えています。

(参考)
中央職業能力開発協会:技能検定のご案内

造園技能士は、1級、2級、3級があります。それぞれ上級、中級、初級と位置づけられています。

試験は学科試験実技試験があります。

学科試験の形式は、正誤法による問題と4肢択一式問題。実技試験は実際に課題を作成する「作業試験」と、樹木の枝を見て樹木名を判定する「要素試験」に分けられます。

試験は、厚生労働省が各都道府県の職業能力開発協会に委託して行っています。

(参考)
一般社団法人 日本造園組合連合会:造園技能検定


■技能検定の試験日程

中央職業能力開発協会のHPによれば、技能検定の日程は次のとおりです。

〇前期試験

  ・実施公示  3月上旬
  ・申請受付  4月上旬~4月中旬
  ・実技試験  6月中旬~9月上旬
  ・学科試験  7月末~9月上旬
  ・合格発表  8月末(3級)・10月上旬

〇後記試験

  ・実施公示  9月上旬
  ・申請受付  9月下旬~10月上旬
  ・実技試験  11月下旬~翌年2月下旬
  ・学科試験  翌年1月末~2月中旬
  ・合格発表  翌年3月中旬


■試験概要

wikiによれば、試験の概要は次のとおりです。

〇学科試験

・1級

  試験形式:真偽法及び四肢択一法
  問題数:50題
  試験時間:1時間40分

・2級

  試験形式:真偽法及び四肢択一法
  問題数:50題
  試験時間:1時間40分

・3級

  試験形式:真偽法
  問題数:30題
  試験時間:1時間

〇実技試験

・1級

  作業試験:指定された区画内で竹垣製作、つくばい敷設、飛び石・延段敷設及び景石配置と植栽を行う。試験時間=3時間30分
  要素試験:樹木の枝の部分を見て、その樹種名を判定する。試験時間=10分

・2級

  作業試験:指定された区画内で四ツ目垣製作、飛び石・敷石敷設、低木植栽及び支柱取付け作業を行う。試験時間=3時間30分
  要素試験:樹木の枝の部分を見て、その樹種名を判定する。試験時間=7分30秒

・3級

  作業試験:指定された区画内に竹垣製作、縁石敷設及び敷石敷設を行う。試験時間=2時間30分
  要素試験:樹木の枝の部分を見て、その樹種名の判定について行う。試験時間=5分

(参考)
wiki:造園技能士


■受検資格・免除資格

技能検定の受検に際しては、原則として検定職種に関する実務経験が必要です。必要とされる実務経験の年数は以下のとおりです。ただし、職業訓練歴、学歴等により短縮される場合があります。

・1級 実務経験7年以上
・2級 実務経験2年以上

※3級の受検資格として必要な実務経験期間については、従来6ヵ月以上とされていましたが、2013年4月から緩和され、6ヵ月に満たない場合も受検可能となりました。
  また、3級は、「検定職種に関する学科に在学する人」および「検定職種に関する訓練科で職業訓練を受けている人」も受検できます。


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