【鈴木智彦氏「4号機は台風でもヤバい」】
福島第一原発4号機のプールは、風や嵐が襲ってきたら危険。
プールの補強は、あくまで一時的な修繕工事に過ぎない。
ブログ「カレイドスコープ」は、6月25日夜、ABCの番組とされるものの内容を紹介。「報道7:30」というニュース番組で、「福島第一原発4号機の危機的状況」に関する報道が流されたといいます。
その中で、作業員として福島原発の中に潜入したジャーナリストの鈴木智彦氏の取材内容が明かされています。それによれば、4号機の補強工事はあくまで一時的なもので、台風でも危険だというのです。
以下、カレイドスコープからの引用です。
ジャーナリスト・鈴木智彦氏:
私は4号機建屋の補強工事をしている作業員に話しかけたのです。
その作業員が言うには、使用済み燃料プールの中には膨大な量の重水が入っており、さらにプールを支えている鋼鉄製の支柱の枠組みが損傷を受けている、というのです。
そして、彼は私に「プールの補強は、あくまで一時的な修繕工事に過ぎないので、もし台風や嵐が襲ってきたら危険だ」とも言いました。
※この内容は、彼の著書「ヤクザと原発 福島第一潜入記」にも書かれています。
以上、カレイドスコープ:4号機プール-ABCの取材によって新たに分かったこと
(2012年6月28日)
http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-1373.html
東電の「耐震性に問題はない」とする見解とは、だいぶ異なる気がします。
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