サンケイビズの記事によれば、金利をマケてもらえる人の特性には、以下のようなものがあるそうです。
・雇用が安定している人(大企業の社員、公務員など)
・年収が高い人
・余裕資金や退職金で銀行の投信や保険を買ってくれそうな人
ここのところ、大手銀行の中には住宅ローンの金利を安くするところが出ていますね。この流れの中、住宅ローンの借り換えをする人も結構いるため、銀行側としては、優良顧客をつなぎとめるために金利の割引に応じる場合もあるということのようです。
(参考)
・サンケイビズ:銀行と交渉「金利をまけてほしい」 “禁じ手”が成立するようになった理由
(2014年2月11日)
確かに、金利が低い住宅ローンが結構あります。なので、銀行に交渉してみるのも一手。金利引き下げに応じてもらえなければ、借り換えを検討してもいいと思います。
「借り換え話」を金利引き下げの交渉条件に?
日経新聞にも、金利引き下げ交渉を勧める記事が掲載されています。
借り換えるフリをして他の銀行で話を詰め、その提示内容をもって今の銀行と交渉するといいのだそうです。実際、割高なローン金利を引き下げられてもらえることもめずしくはないのだと言います。
(参考)
・日経新聞:住宅ローン金利交渉の裏技 「借り換え」見せ球に
(2014年6月16日)
住宅ローン 借り換え人気ランキング
参考までに、価格.comの借り換え人気ランキングの1位から5位は次のようになっています。
1位
三井住友信託銀行
住宅ローン<リレープランフレックス>(借り換え)
【当初期間金利引下げ】 固定10年
2位
イオン銀行
住宅ローン<全期間金利差し引きプラン>
手数料定率型(借り換え)変動
3位
楽天銀行
フラット35 借り換え 全期間固定
(15年以上~20年以下)
4位
楽天銀行
楽天銀行住宅ローン(借り換え)【金利選択型】 変動
5位
ソニー銀行
変動セレクト住宅ローン(借り換え) 変動
(参考)
・価格.com:住宅ローン 借り換え人気ランキング
(2015年3月のランキング集計結果)
変動型が減少し全期間固定型が増加
上記の日経の記事によれば、低金利局面が続いています。0.650%が最安レベルの変動金利に対し、フラット20(固定金利)は1.470%。固定金利の方が高くはありますが、それでも低金利。なので、固定金利を選ぶのも悪くない選択肢です。
住宅金融支援機構は、「2013年度民間住宅ローン利用者の実態調査(第3回)」(調査対象期間:2013年11月~2014年2月)の結果を公表。調査結果によれば、変動型が減少し、全期間固定型が増加する傾向が強まっているそうです。
変動型の利用割合は37.1%。ですが、2013年度第1回の43.5%から減少傾向が続いています。その一方で、全期間固定型の利用割合は31.7%。変動金利とは逆に、2013年第1回の25.4%から大きく増加しました。
(参考)
・suumoジャーナル:住宅ローン金利、変動型が減少し全期間固定型が増加。その理由は?
(2014年6月18日)
アベノミクスの効果もあり、インフレ傾向が続いています。このまま景気拡大やインフレ基調が続けば、金利が上昇することも考えられます。金利が上がるのは、住宅ローンを組んでいる人にとっては、大きなリスク。そのリスクを最小限におさえようと考える人が増えているのかもしれません。
いくつか銀行に相談してみた結果、納得のいく返済計画になるようなら、本当に借り換えをしてしまうのもアリだと思います。