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2015年4月15日

最強のハイパーインフレ 対策は、世界最強の投資家に学べ(住宅ローン)

ハイパーインフレって、何なの?

wikiによれば、ハイパーインフレとは、猛烈な勢いで進行するインフレーションをさします。ケーガンという人の定義では、月率50%を越える物価上昇をハイパーインフレーションとするのだそうです。1か月に物価が1.5倍になったら、タイヘンですね。

(参考)
wiki:インフレーション

私がこれまで研究してきたことを整理すると、個人でできる通常のインフレ対策は、次のようになります。

・金(ゴールド)、不動産投資などの現物資産
・海外分散投資(外国株、外国国債、海外ETFなど)
・FX等で外貨を保有(とくに資源国通貨。銀行の外貨預金だとペイオフの際には保護されない)
・破綻やハイパーインフレが深刻な場合は、米ドルのタンス預金(現物保有)
・為替先物で円を売る、プットオプションを買う
・インフレ連動債
・国債先物を売る、プットオプションを買う
・住宅ローンは固定金利で

もっとも心配なものの一つが、住宅ローン。変動金利で借りていた場合は悲惨です。金利がどんどん上がり、破産してしまうと言われています。その一方で、固定金利でお金を借りていた人は、物価が2倍になれば、実質借金は2分の1になりますから、きわめて有利になります。


世界最強の投資家のインフレ対策とは?

私にとっての世界最強の投資家は、毎年長者番付1位~2位のウォーレン・バフェットと、ソロスの片腕だったジム・ロジャーズです。やはり、長期にわたって勝ち続けている人を参考にしたいと考えています。

で、バフェットの戦略は、株式投資。株は現物資産なので、インフレの影響を受けにくい、といいます。ジム・ロジャーズは、商品です。金や、石油、食糧といったものに投資しています。


ハイパーインフレ3種の神器とは?

ハイパーインフレの際の3種の神器というと、「ドルのタンス預金、円のタンス預金、金(gold)」の3つ。

「有事のドル」ということで、国内の紙幣が紙くずになるとき、威力を発揮するのはドルのようです。

円のタンス預金は、「預金封鎖対策」です。ハイパーインフレ時には、預金の引き出しに制限がかけられます。それに対抗するのが「円のタンス預金」ということになります。

最近ですと、キプロスでは、金融危機に際して預金封鎖が行われ、預金者の中には、財産の一部を没収されてしまった人も出ましたね。また、ATMなどの1日の引き出し限度額が制限されました。

3つめの金ですが、これも、個人の金庫がいいようです。韓国では、インフレ時に、金が国に没収されてしまう、ということが起こったようです。

最後に、理想を言うと、もっともいいのは国外脱出のようです。海外の口座に預金を移す作戦は、国には把握されてしまうみたいです。著名投資家のジム・ロジャーズは、アメリカがどんどんインフレになっていくことを予測。アメリカを見限って、シンガポールに移住してしまいました。すごい行動力ですね。


以上、ハイパーインフレ対策について整理してみました。確かに、ハイパーインフレほどの急激なインフレにはならないかもしれませんが、ある程度のインフレが進む確率は、かなり高くなってきていると感じます。ですので、住宅ローンの金利を再考したり、株や不動産投資を勉強しはじめたりといったことは必要なのかな、と思います。


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