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2011年7月11日

【野菜】放射能・ホットスポット(神奈川県産、埼玉県産、千葉県産)

■東都生協の残留放射能検査

生協による肉や野菜の放射能測定器による調査結果が、週刊誌・サンデー毎日7月17日号に掲載されました。(p.20) その中で、神奈川県産、埼玉県産、千葉県産の食品について、抜粋してみました。

・ブルーベリー 埼玉県産 8.6
・びわ 千葉県産 20.3
・狭山茶(入れたお茶) 埼玉県産 41.1
・梅 神奈川県産 10.3
・豚肉 千葉、埼玉、群馬県産 2.2
・トマト 埼玉県産 3.9
・いちご 埼玉県産 3.6
・春キャベツ 千葉県産 13.8

(2011年5月~6月の測定結果。1キロ当たりの数字。単位はベクレル)

最近の測定値は、東都生協の公式HPにて確認することができます。野菜や肉など、食品の放射能汚染地域が思いのほか広がっていることがわかります。


■セシウム500ベクレルの暫定規制値は適切か?

福島原発事故後、政府は野菜の暫定基準値で、セシウムについては1キロ当たり500ベクレルまでとしました。果たしてこれは適切でしょうか?

中部大学の武田邦彦教授は、適切な数字は野菜なら20ベクレルまでであると主張しています。

武田邦彦 (中部大学): 連休明けの生活(7) 食材をどう選ぶか?

過去の判例では、原発作業員で累積被曝が50ミリシーベルトを超えて白血病になった人がいました。労災認定の訴訟では、原告が勝訴。つまり、50ミリシーベルトを超えた人がガンになった場合、その原因が被曝のためであるかもしれない、と裁判所が判断した、ということになるのではないでしょうか。

生涯で浴びる放射線量を50ミリシーベルト以内にしたいなら、年間の許容限度は、1ミリ以内にするのがよいでしょう。そう考えていくと、武田教授の「野菜の放射能汚染は20ベクレル以内」、という数字は、説得力のあるもののように思えてきます。妊婦や子供であればなおさら、食材による内部被曝は最小限にとどめるのがいいように思います。