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2012年2月17日

【最新】介護職員のキャリアパスと資格改革(厚生労働省)

■介護職員の資格改変のポイント

*2015年2月7日更新版。

厚生労働省は、2013年から介護職員のキャリアパスと資格を大きく改革しました。厚労省や資格取得学校に電話で聞いた内容も踏まえて、最新の情報を整理しておきたいと思います。

ヘルパー2級や介護職員基礎研修が、2012年度末に廃止されました。将来的には、「認定介護福祉士」を頂点としたキャリアパスと資格制度に改変されることになっています。

ねらいとして、厚労省は次の2点を強調しています。

・従来の資格制度が複雑だったため、簡素化した。
・目標をもって仕事ができるようなキャリアパスをめざした。

実務経験を積みながら介護福祉士の資格を取得する場合のキャリアパスは、次のような流れになります。

介護職員初任者研修課程(旧 ヘルパー2級)

介護福祉士養成のための実務者研修
(介護福祉士実務者研修)

介護福祉士(国家資格)

認定介護福祉士(新設予定)

※初任者研修を飛ばして実務者研修を修了することも可能。


■介護職員初任者研修課程とは?

介護ヘルパー2級が廃止され、2013年度から、介護職員初任者研修課程がスタートしました。ヘルパー2級養成研修との大きな違いは、次の2点です。

筆記試験が課される。 
・技術面に重きが置かれる。

これまで、ホームヘルパー2級講座の資格は、無試験で取得できました。新制度では、筆記試験が課されました。初任者研修は国家資格ではなく、試験は各資格取得学校が独自に実施しています。試験は確認テスト的な位置づけで、さほど難しいものではなさそうです。ですが、難易度や合格率を、事前に各スクールに確認してから申し込むのがよいと思います。

カリキュラムとしては、「こころとからだのしくみと生活支援技術」という科目に、75時間が割かれています。ヘルパー2級で行われていた現場実習については、資格学校によってやるやらないを選択できることになりました。