スポンサーリンク


2013年2月9日

【韓国経済危機】さらなる景気減速の可能性(2013年)

■さらなる景気減速の可能性

韓国企画財政省の高官は、2月7日、国内経済がさらに減速する可能性があるとして、直面する逆風の強さを指摘。

また、1月の大手百貨店とディスカウントストアの売上高(速報値)は、大幅な落ち込みになったということです。

・ロイター:韓国企画財政省高官がさらなる景気減速の可能性指摘 百貨店売上高急減で
(2013年2月7日)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPTK832916120130207

製造業大手も、厳しい状況が続いています。2012年、鉄鋼最大手のポスコは、売上高、営業利益ともに前期を下回りました。また、現代自動車と起亜自動車の営業利益は、通期では増えたものの、2012年10~12月期はウォン高の影響などで前年同期に比べ大幅減となっています。

【韓国経済危機】製造業大手、減速感強まる


■成長率、日本が韓国を15年ぶりに逆転か

韓国の経済成長率が1990年代のアジア通貨危機以来初めて日本に逆転される可能性があることが分かりました。深刻な内需低迷に加え、生産人口の減少、投資の冷え込みが重なった韓国が、過去に長期不況に陥った日本と同じ状況に陥る可能性が出てきています。

韓国銀行(中央銀行)は、2013年の韓国の経済成長を2・6%と予測。一方、日本銀行は、2013年の日本の経済成長率を2・9%と予想しました。両国の中央銀行の見通し通りとなれば、韓日の経済成長率はアジア通貨危機が影響した1998年(韓国はマイナス5・7%、日本はマイナス2・0%)以来15年ぶりに逆転することになります。

【韓国経済の実態】成長率 日本が韓国を15年ぶりに逆転か(2013年)


■2014年まで厳しい状況

韓国の朴槿恵大統領は、5月16日、2014年も韓国は厳しい経済状況に直面する見通しであるとの認識を示しました。大統領府が公表した声明によると、朴大統領は財政政策に関する会合で、インフラ支出の大幅な減少が成長を妨げる可能性があると指摘したということです。

【韓国経済の今後】2014年まで厳しい見通し=大統領(2013年)

少なくとも2014年までは、厳しい状況が続きそうです。

(2013年6月5日更新)