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2013年4月29日

【スッキリわかる】介護福祉士実務者研修「3つのメリット」とは

2017年1月(2016年度)の介護福祉士の試験から、受験要件として介護福祉士実務者研修(介護福祉士養成のための実務者研修)の修了が必須になります。新資格の介護実務者研修について詳しいことが知りたかったため、厚生労働省や資格学校に電話してみました。その内容をメモに残しておきたいと思います。

*2015年1月16日更新版。


実務者研修「3つのメリット」

実務者研修を修了すると、大きくは3つメリットがあります。

介護福祉士の受験資格の一つが得られる
・介護福祉士試験で実技試験が免除される
サービス提供責任者になれる


介護福祉士の受験資格の一つに

初任者研修を経て介護福祉士になるには(実務経験ルートでは)、3年の実務経験に加えて、介護職員実務者研修の修了が必要になります(2017年1月の試験から)。3年とは、具体的には1095日以上。うち、就業日数としては540日以上が必要です。

(参考)
・社会福祉振興・試験センターのHP
  http://www.sssc.or.jp/kaigo/shikaku/k_08.html

※実務者研修は、当初2016年1月の試験から義務付けられる予定でしたが、1年延期されることになりました。朝日新聞の記事によれば、「介護分野の人手不足」を理由に、1年間先送りされるようです。

(参考)
朝日新聞:介護福祉士、鍛えたいけど人手不足 研修義務化再び延期
  (2014年1月28日)

厚労省に電話で聞いたところでは、「2014年6月18日、実務者研修の義務化1年延期が国会で決まった」とのことでした。


実技試験が免除に

実務者研修を修了すれば介護福祉士国家試験で実技試験が免除になります。ただし、実務者研修の中で実技試験が行われます


実務者研修の資格を取るには

実務者研修の資格取得方法は、たとえばある資格取得学校の場合、通学と通信添削のミックス型になっていたりします。通学では、授業の中に実技試験が組み込まれており、この試験にクリアすることが必要です。

実務者研修の実技試験の内容は、資格取得学校ごとにまちまちのようです。

介護福祉士実務者研修の授業時間数は450時間。受講期間は、おおむね6か月程度。形式は「通信+通学」あるいは「通学」。受講資格はとくにありません。

旧資格である介護職員基礎研修から移行措置する場合は50時間分ヘルパー1級からなら95時間分ヘルパー2級と介護職員初任者研修課程からなら320時間分のカリキュラムを消化することが必要です。

初任者研修を受講せずに実務者研修からスタートした場合は、初任者研修が免除されます。

なお、実務者研修は、実務経験が3年になるのを待たずに受講することができます。


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