放射性物質対策として、hepaフィルター(へぱふぃるたー)つきの空気清浄機が人気です。ヘパフィルターとは、原子力発電所でも使われている空気清浄機のフィルターです。放射能を除去できることで知られています。
たとえば、京都大学の小出助教授は次のようにコメントしています。
「トータルとして人々の被曝量を減らさなくてはいけない。やらなきゃいけないことはわかっていて、(焼却炉の)排気系にできるだけ出さない。そのためには性能の良いヘパフィルタを追加して設置するということをまずやるべきだと思います。それに普通の放射性物質を取り扱う施設であれば、排気のところからリアルタイムでまず測っていく。もう1つは長時間吸引して試料をとって長時間測定する。そういうやり方が必要だと思います」
・8月2日 “原発並み”放射能抱える東京の下水道施設の汚泥焼却炉の排ガスについて 小出裕章(ECO JAPAN) « 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ
東京都の下水道のセシウム汚染は深刻です。なんらか対策を立てる必要がありますね。
このように、放射能汚染の除去のために役立つ装置やシステムは存在しているのです。韓国のコーウェイ社(coway)やシャープなどがヘパフィルターやhepaフィルターつきの空気清浄器を販売しています。ペパフィルター単体では、ほんの数千円の価格です。
放射性物質は消えないから、フィルターが高濃度になって危険、という声を耳にします。しかし、交換の頻度を多くする、などの処置をとれば解決できるのではないでしょうか。