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2012年5月31日
東電は、「4号機倒壊後」の対策 練り直せ(福島第一原発)
【東電は、「4号機倒壊後」の対策 練り直せ】
4号機倒壊後の計画を、東京電力がほとんど考えていなかったことが分かりました。
ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)日本版によれば、東電は、4号機が倒壊したら、次の2つのことをするのだといいます。
1、トラックで上から水を噴射
2、コンクリートっぽいもので密封
以下WSJ日本版からの引用です。
松本本部長代理は、燃料プールから水漏れが発生した場合に備え、東電は燃料棒の上から水を噴射するためのトラックを準備していると述べた。また最終手段として、コンクリートのような混合物を上から噴射し、燃料棒を密封する用意もあると語った。
(ソース)
・WSJ:東電、福島第1原発4号機の建屋を補強―燃料プールへの懸念に対応
(2012年5月28日。太字は当ブログによる)
http://jp.wsj.com/Japan/node_449997
でも、申し訳ないですが、これって、子供だましの「竹やり戦術」としか思えないのですが。
【自分たちのボーナスを考える前に、することがあるのでは?】
原発の専門家アーニー・ガンダーセン博士によれば、4号機がもし倒壊したら、東日本のほとんどが深刻な放射能汚染地域になる可能性があるといいます。
詳しくは、当ブログの次の記事をご覧ください。
・【謎】4号機倒壊で、なぜ日本終了なの?(ガンダーセン博士)
4号機建屋はすでにボロボロ。耐震補強工事をしたからといって、東電や国が、倒壊後の計画を考えなくていい理由にはなり得ません。
今後、福島原発による地下水汚染の拡大防止対策として、福島原発の周囲に小さな地下ダムのような構造物を建築する予定になっているといいます。
詳しくは、当ブログの次の記事をご覧ください。
・速やかに地下水汚染対策を(ガンダーセン博士)【福島第一原発】
小さなダムをつくることができるのであれば、4号機倒壊後も冷却水がためられるような構造物(小さな地下ダムのような建築物)を、あらかじめ作っておくことも可能なのではないでしょうか。
東電は、自分たちのボーナスのことを第一に考えるのではなく、日本や世界の安全を優先してほしいです。
これ以上の「想定外」を、絶対に許してはいけません。
【関連記事】
・4号機、「手抜き工事」の可能性(福島第一原発)