■自動車企業が危機的状況】
韓国の自動車の輸出は、4カ月連続のマイナスを記録。9月の韓国の自動車生産台数は、前年同月比8.2%減の34万3458台に落ち込んでいると言います。
(ソース)
・聯合ニュース:韓国の9月自動車生産 前年比8.2%減少=輸出も減
(2012年10月12日)
■米国で日本車に苦戦
韓国自動車は、米国内で日本車に押されています。過去の記事で触れましたが、現代・起亜自動車のシェアは8.6%。前年同期比で0.7ポイント低下。
その一方で、トヨタのシェアは昨年の12.1%から今年8月には14.7%にアップ。ホンダも、同じく7.7%から10.2%に上昇しています。
・【韓国】米国内で日本車に苦戦(経済危機の実態)
2011年、福島第一原発事故やタイの洪水で打撃を受けた日本企業が、アメリカなどで巻き返している印象です。
■円安で韓国車のシェアが低下
世界最大の市場である米国で、現代・起亜自動車のシェアは、円安が本格化した2012年第4四半期(10-12月)から低下が目立ちます。
2013年1-4月の販売台数は、前年同期比2.0%減の40万2133台。米国市場での自動車メーカー上位10社のうち、1-4月に販売台数が減少したのは現代・起亜自だけだったということです。
■韓国人の15・3%「輸入車を購入する」
東亜(トンア)日報などが全国の成人男女を対象に、「輸入車関連の意識調査」を実施しました。
その結果、全回答者1000人中688人が、自動車を保有。このうち、輸入車を持っている人は11人(1・6%)に過ぎませんでした。しかし、「車を買うなら、どんな車を書いたいか」という質問に対し、153人(15・3%)が、輸入車を選んでいます。このうち、20代では22・3%に上ったということです。輸入車のメリットについて、「安全性」(38・2%)とする回答者が最も多かったそうです。
・【韓国経済の現状】韓国車の国内シェア 低下続く(2013年)
海外だけならともかく、自国でもシェアを落としているというのは、大きな問題だと感じます。
(2013年6月9日更新)