【群馬県のホットスポットは沼田市、川場村など】
(群馬県公式HP)
・群馬県 - 【5月24日】ハンディー型線量計(PA-1000Radi)による県内放射線量測定結果(環境保全課)
(群馬県の地図)
・グーグル・マップ
群馬県の調査により、沼田市や川場村など、県内の複数の市町村で放射線量の高い地域・放射能ホットスポットが存在することが明らかになりました。
・5月21日 川場小学校 利根郡川場村谷地 0.558 (4.89)
・5月22日 21世紀の森 沼田市上発知町 0.650(5.70)
・5月22日 沼田市立池田小学校 沼田市発知新田町 0.358(3.14)
・5月22日 かっぱ広場 みなかみ町相俣 0.377(3.30)
※単位はマイクロシーベルト毎時。カッコ内は年間換算予測。単位はミリシーベルト。
一般人の年間許容放射線量は1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)。これが世界標準の許容量です。放射線量の高い地域は、表土の除去などの対策をとることが必要かもしれません。
【調査の概要】
・測定方法
地上からの高さ 0m、0.5m、1.0mについて、それぞれ機器の指示値を12回読み取り、最大・最小を除く10回の測定値を平均して、その地点の測定値としました。(このブログでは1メートルの高さの数値をご紹介しています)
・測定地点
県内92地点 (内訳 学校44、公共施設等30、公園等18)
市町村から要望・了解のあった施設を中心に、学校、市町村施設、観光地等で測定。
・測定者
環境(森林)事務所職員
・測定機器
ハンディー型線量計 PA-1000Radi
・測定期日
2011年5月20日(金)~22日(日)
【放射能汚染対策】
対策としては、外出時のマスク着用で内部被曝への対処をすることが重要です。また、屋外であれば表土の除去や掃除が効果的であることが確認されています。水たまりなどは放射線量が高い傾向がありますので、とくに小さい子供が近づかないようにすることが大切です。
外出から帰った際にはシャワーを浴びるようにすると、放射性物質を洗い流すことができます。
内部被ばくを減らすためには、水道水であればRO逆浸透膜浄水機が有効であるとされています。RO浄水器は海水を淡水にかえる技術として知られています。膜の穴が放射性物質よりも小さいため、飲料水中の放射性物質の大半をろ過することが可能です。
なお、放射能測定器(ガイガーカウンター)は、4~5万円くらいものもから販売が行われています。ネット通販では3~4万円のフランス製のものや、5万円弱の中国製のものがよく売れています。「夏まで待つと、2万円前後の機種が売り出される」という情報があります。
また、食品や水の放射線量を正確に測ることができるのは、特別な機種に限られます。通常、価格は100万円を超えるようです。値段が10~20万円以上のものの中には、ある程度、食品表面の放射線量を測定できるという触れ込みでネット上等で売られているものがあります。ですが、厚生労働省のHPを読む限りでは、あくまで参考程度ということのようです。