【伊達市、南相馬市に放射線・ホットスポット】
CNNの報道で、福島県伊達市霊山町、南相馬市原町に放射能ホットスポットがあるという情報が報道されました。
福島第一原子力発電所の事故による放射線量が高い「ホットスポット」のリストに新たに福島県内の4カ所が追加された。日本政府当局が(2011年6月)10日、明らかにした。
4カ所のうち3カ所は福島県伊達市霊山町内にあり、(中略)年間累積放射線量は推定で年間20.1~20.8ミリシーベルト(中略)。霊山町は、福島第一原発から50キロ離れており、(中略)残りの1カ所は福島県南相馬市原町内にある。南相馬市は福島第一原発から33キロ離れており、政府が定めた半径30キロ以内という避難対象地域の圏外にある。
・CNN:日本政府、福島県内4カ所を「ホットスポット」に指定より。
【福島県のホットスポット・マップ】
(地図)
・福島県内4,400箇所測定データによる年間積算被曝量推定 by AkiraOkumura
上記の地図を見ると、年間放射線量の累積値が20ミリシーベルトを超える場所が一目でわかります。放射線量の高い地域は、福島市、二本松市、郡山市、伊達市など、福島県内の広範囲に点在していることがわかります。
【伊達市の子供8000人に線量計配布】
伊達市では、子供8000人に線量計(ガイガーカウンター、放射能測定器)を配布することが決定されました。伊達市の放射線量ホットスポットは計画的避難区域外。しかし、年間20ミリシーベルトを超える積算値放射線量が予測されるホットスポットが存在しています。
国と県が6月11日から12日にかけて、市内約650カ所の放射線モニタリング調査を実施。調査ポイントは、石田、小国、相葭の3つの地区。国道や県道で、100メートルおきに大気中の放射線量が測定されました。
自治体による本格的な放射線量測定はまだ始まったばかり。これまでは地上10メートル、20メートルといった計測が主流でした。それが地上1メートル前後になることで、住民の生活に即した調査結果が得られることが期待されています。
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