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2012年11月23日

【韓国経済危機】「ウォン高」で輸出産業が悲鳴

■「ウォン高」で輸出産業が悲鳴

ウォン相場は、2012年6月初めの1ドル=1180ウォン台から、最近は1080ウォン台へと5カ月で100ウォン上昇。急激なウォン高で韓国企業の輸出競争力が急激に低下していると言います。

(ソース)
・朝鮮日報:【社説】ウォン高の奇襲を受けた輸出産業の悲鳴
(2012年11月23日)

その一方で、円安が進んでいるため、韓国製品の価格が上がり、日本製品の価格が下がるという現象がおきています。これまで日本が苦しめられてきた構図が、今度は韓国を苦しめています。

過去の記事で触れましたが、韓国の一部の業界では、「輸出すればするほど赤字」という状況におちいっているようです。

【韓国経済危機】ウォン高直撃!家電・半導体など採算割れ

この現状が続けば、今度は韓国で、シャープやパナソニックのような企業が続出しそうです。


■財閥も大ピンチ

英フィナンシャル・タイムズ紙の4月の報道によれば、韓国企業の業績は悪化の兆しが顕著になり始めたと言います。韓国では、借入金の比率が高水準にあり、2012下半期には大手12財閥のうち4財閥で利払い金額が営業利益を上回ったそうです。


■アベノミクスが追い打ち

「円・ドルの為替レートが7%の円安・ドル高になった場合、韓国の輸出は6%以上減少する」
韓国の民間シンクタンクが、こんな予測を出しています。

アベノミクスは、中長期的には日本の産業競争力の強化につながり、韓国企業が苦戦するというのです。韓国の経済危機は、当初、世界景気の悪化が背景にありましたが、アベノミクスが追い打ちをかけている状況です。
(2013年6月9日更新)


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