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2013年1月5日

【韓国経済】現代自動車、危機感から値下げ(2013年)

■現代自動車、危機感から値下げ

現代自動車は、韓国内での販売が停滞していることから、値下げ攻勢に打って出ました。

現代の2012年の販売台数は、2011年に比べて2・3%減少の66万7777台。一方の輸入車、は昨年1-11月、韓国国内で12万195台を販売。前年同期比23・7%増となっています。

この状況を打開するため、2013年1月からモデル別に22万-100万ウォンの引き下げが行われるということです。現在の為替レートですと、100万ウォンは、約8万円に相当します。

(ソース)
・中央日報:現代車、危機感から“値下げ”で勝負をかける
(2012年1月4日)
http://japanese.joins.com/article/069/166069.html?servcode=800&sectcode=860

韓国で、比較的資産に余裕のある人は、韓国外のメーカーの自動車を購入する傾向があるようです。


■円安が逆風に

さらに、追い打ちをかけるように、円安ウォン高が進んでいます。韓国の証券会社の予想では、円安傾向が続けば、韓国の自動車産業は、価格競争力が低下する可能性が高いと言います。

【韓国経済危機】円安で自動車・鉄鋼、競争力低下へ(2013年)

ご存じのように、現代自動車は、サムスン電子と並び、韓国2大財閥。その現代が苦戦するようですと、韓国経済はかなりの打撃を受ける可能性があります。


■円安で韓国車のシェアが低下

海外で韓国の自動車企業は厳しい状況になりつつあります。世界最大の市場である米国で、現代・起亜自動車のシェアは、円安が本格化した2012年第4四半期(10-12月)から低下が目立ちます。

2013年1-4月の販売台数は、前年同期比2.0%減の40万2133台。米国市場での自動車メーカー上位10社のうち、1-4月に販売台数が減少したのは現代・起亜自だけだったということです。


■韓国人の15・3%、「輸入車を購入する」

東亜(トンア)日報などが全国の成人男女を対象に、「輸入車関連の意識調査」を実施しました。その結果、全回答者1000人中688人が、自動車を保有。このうち、輸入車を持っている人は11人(1・6%)に過ぎませんでした。

しかし、「車を買うなら、どんな車を書いたいか」という質問に対し、153人(15・3%)が、輸入車を選んでいます。このうち、20代では22・3%に上ったということです。輸入車のメリットについて、「安全性」(38・2%)とする回答者が最も多かったそうです。

【韓国経済の現状】韓国車の国内シェア 低下続く(2013年)

海外だけならともかく、自国でもシェアを落としているというのは、大きな問題だと思います。

(2013年6月10日更新)