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2013年2月28日

【韓国経済】建設業界に連鎖倒産の危機(2013年)

■建設業界に連鎖倒産の危機

不動産景気の低迷で、上場建設会社3社のうち1社が赤字。業界13位の双龍建設が不渡りを出したと言います。

東亞日報によれば、最悪の場合、建設業はもとより、造船や海運など、ほかの業種へと被害が拡大しかねないということです。2013年に満期となる社債は史上最大規模の40兆4000億ウォンに上り、連鎖倒産の可能性すらあるとされています。

(ソース)
・東亞日報:日本の為替戦争-米成長減速で輸出に赤信号 不動産低迷で建設業界は連続倒産の懸念
(2013年2月27日)
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2013022703448

「過去20年間で、ウォンが高評価された1997年のアジア通貨危機、2008年の世界的な金融危機で韓国経済は大きな危機に直面した」

こんなことを、韓国の大学教授が述べています。

【韓国経済危機】ウォン高持続に通貨危機リスク?(2013年)

韓国経済危機がいつ終わるのか、予想ができないように感じます。


■低成長で経済非常事態宣布

朴槿恵(パク・クネ)政権は、就任初年度から「経済非常事態」を宣布しました。2013年の成長率予測値を2.3%に大幅下方修正し、政策手段を総動員して景気浮揚に取り組むことになりました。経済民主化より経済回復が急がれるという判断をしたとされています。

【韓国経済危機】低成長で経済非常事態宣布(2013年)


■2014年まで厳しい状況

韓国の朴槿恵大統領は、5月16日、2014年も韓国は厳しい経済状況に直面する見通しであるとの認識を示しました。大統領府が公表した声明によると、朴大統領は財政政策に関する会合で、インフラ支出の大幅な減少が成長を妨げる可能性があると指摘したということです。

【韓国経済の今後】2014年まで厳しい見通し=大統領(2013年)

少なくとも2014年までは、かなり厳しい状況が続きそうです。

(2013年6月6日更新)