スポンサーリンク


2011年10月1日

【北海道から中国・四国まで】拡大する放射能汚染地域(汚染マップ)

【名古屋大学のセシウム汚染予測マップ】 *11月16日更新版。

(予測値図)
セシウム137の土壌沈着シミュレーション(名古屋大学など)

11月中旬に公表された上記のシミュレーションによれば、北は北海道、西は中国・四国地方にまで、一定量のセシウムが拡散した可能性があります。数値予測は、北海道東部が1キロ当たり250ベクレル、中国・四国地方の山岳部が同じく25ベクレル程度です。


【文部科学省のセシウム汚染マップ】

(地図)
放射能汚染マップ(関東、東京、神奈川、東北)

(超高画質の地図)
放射線量等分布マップ拡大サイト(文部科学省公式HP)


【wspeediの予測値図】

(地図)
wspeediのセシウム汚染予測マップ

上記のリンク先の汚染マップは、日本原子力研究開発機構がつくった予測地図です。この汚染地図によれば、一定量の放射性セシウムが、北は秋田・山形、西は新潟、山梨、長野、愛知にまで降り注いだ可能性があります。
元データのPDFファイルは下記の通り。

(地図)
wspeediのセシウム降下予測マップ(PDF。上記の地図の元データ)


【予想以上に広がる放射能汚染地域】

文部科学省は航空機を使って放射能汚染地域を調査しています。東京都内、神奈川の他、埼玉、栃木、千葉、山形、宮城、群馬、茨城、福島、秋田、新潟、合計10都県以上のセシウム・土壌汚染マップが作られました。

最近公表された新潟の汚染マップを見ると、「新潟産コシヒカリ」で有名な米処・魚沼市に放射能ホットスポットが散在していることが明らかになりました。また、群馬県の半分くらいの面積(中部、西部)が、放射能汚染地域になってしまったことがわかります。

(地図)

新潟のセシウム汚染マップ

秋田のセシウム汚染マップ

埼玉のセシウム汚染マップ

千葉のセシウム汚染マップ

栃木のセシウム汚染マップ

宮城のセシウム汚染マップ

山形のセシウム汚染マップ

群馬のセシウム汚染マップ

茨城のセシウム汚染マップ

福島のセシウム汚染マップ


【放射能汚染地域一覧】

チェルノブイリの事故では、セシウム汚染で、1平方メートル当たり37000ベクレル以上の地域が放射能汚染地域と定義されました。

上記の文科省の土壌汚染マップでは、「暗い緑色」の地区(30000~60000ベクレル)以上の色分けの場所に相当します。この基準で放射能汚染地域の一覧を作ると、次のようになりそうです。

新潟県:魚沼市などに点在。

福島県:ほぼ全域に放射能汚染地域が点在。

東京都:葛飾区、江戸川区、奥多摩町に点在。

埼玉県:三郷市と吉川市の東部。西部では、秩父市に点在。

栃木県:那須高原とその周辺、日光市とその周辺。そして大田原市、矢板市などの一部。

千葉県:柏市、松戸市、我孫子市、流山市の一部に高濃度の地域があることが確認されました。このほか、印西市、鎌ヶ谷市、野田市、栄町、市川市、船橋市、八千代市、白井市などの一部。

宮城県:栗原市、白石市、角田市、丸森町、大崎市、気仙沼市などの一部。

山形県:小国町の北部。

群馬県:みなかみ町、沼田市、川場村、渋川市、中之条町、桐生市、みどり市、安中市、富岡市、昭和村、片品村、前橋市、高崎市などの一部。

茨城県:守谷市、取手市、つくばみらい市、龍ヶ崎市、土浦市、美浦村、稲敷市、牛久市、つくば市、阿見町、北茨城市、高萩市、大子町、日立市、鉾田市、鹿島市、石岡市などの一部。

*この他、長野県の軽井沢町、岩手県の一関市、奥州市、平泉町などにも、ホットスポットが点在している可能性があります。


【関連記事】

【地図】セシウム土壌汚染マップ(埼玉 三郷市・吉川市)
【最新】関東の放射能汚染マップ(ホットスポットの地図)
【最新 地図】那須高原の放射能 ホットスポットは、チェルノブイリ級
【2か月ぶり】東京都の水から放射性セシウム(水道水の放射能汚染)
【地図】茶葉・放射能汚染地域マップ(神奈川県ホットスポット)