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2014年6月5日

【2016年版】 中小企業診断士 通信講座 比較 【費用,口コミ・評判】


by ashinari

*2016年1月4日更新版。

■中小企業診断士 通信講座 比較

私は元中小企業診断士です。「元」というのは、更新をせず、資格が失効してしまったためです(汗) ですが、通信教育やスクールを活用して試験には合格しています。なので、その経験や、各通信講座に電話で聞いたことも踏まえて、受講費用や、特色、口コミ・評判などをまとめました。


■合格までの道のり

私の場合、通信講座とスクールを使いました。通信で1次を突破し、2次はスクールにも通いました。


■どんな通信講座があるの?

通信系の講座(教材)には、「日本マンパワー」や、「ユーキャン」、「中小企業診断士 通勤講座」などがあります。

各講座のおもなコースの費用や特色は次のとおりです。


■日本マンパワー

〇費用

  ・中小企業診断士1次・2次受験総合講座: 76,680円(税込)
  ・中小企業診断士受験通信講座:54,000円(税込)

  ※この他、科目別講座もあります

〇教材(総合講座の場合)

  学習マニュアル、テキスト(7冊)、1次添削問題(7回)、ガイドDVD(2巻)、DVD資料、中小企業白書の概要、実践問題集(7冊)、1次試験模範解答解説集、試験前情報冊子、一問一答式直前ポイントチェック集、2次学習ガイドDVD、合格答案の書き方、診断事例の読み込み方、事例別 答案作成の実践法、2次模範解答解説集、2次添削問題・添削問題解答用紙(全4回)、質問票

〇特色

  電話で聞いたところでは、次のような特色があるということです。

  ・1冊のテキストが厚い。診断士として必要な知識は、基本からすべて網羅する方針
  ・添削は全7回
  ・質問:紙を使った質問は無制限。WEBは5回まで

私は日本マンパワーの教材を使ったことがあります。その経験から、確かに、必要な知識がまんべんなく入っており、学習範囲を網羅するには適していると感じます。

ですが、「説明があまりていねいでない部分があり、少しとっつきにくい」という口コミもあります。私自身もそう思います。ですので、マンパワーのテキストは、ある程度 基礎知識がある人や、自分で調べながら学習を進められる人に向いていると思います。


■ユーキャン

〇費用

   98,000円(税込。一括払いの場合)

〇教材

  ・メインテキスト:13冊
  ・添削:15回(総合模擬試験含む)
  ・副教材
   ガイドブック、合格BOOK、チャート&チェック集、実戦問題集4冊、事例トレーニング問題1冊、添削課題集、DVD1枚(合格ナビ)、その他(質問添削関係書類・スケジュール表等)

〇特色

  電話で聞いたところでは、以下のような特徴があるそうです。

  ・あくまでテキスト中心(DVDやWEB中心ではない)
  ・補助的にWEBサービスはあるが、基本はテキスト

サイト上にテキスト見本が掲載されているのですが、それを見てみますと、わかりやすいテキストだと感じます。

ユーキャンの診断士講座については、当ブログの以下の記事で取り上げています。

ユーキャン 中小企業診断士講座 (口コミ・評判)


■中小企業診断士 通勤講座

〇 費用

  ・1次2次合格コース : 49,980円(税込)~
  ・通勤問題集 : 9,800円(税込)
  ・過去問セレクト講座 :9,800円(税込)

〇 教材(基本セットの場合)

  ・1次試験合格 通勤講座(7科目58講座)

     音声講座(解説+チェックテスト) 標準版と2倍速版
     学習マップ
     テキスト、チェックテスト

  ・2次試験合格 通勤講座(24講座)

    音声講座 標準版と2倍速版
    ロジックマップ
    テキスト

  ・会報「合格ナビゲータ」

〇 特色

  サイト上の「マイページ」を使って、講座を受講したり、進捗状況や試験情報を確認したり、受講者情報を変更することなどができます。

  電話で聞いたところ、次のような特色があるということでした。

  ・通勤時間やスキマ時間に勉強できる(スマホや携帯音楽プレーヤーがあれば、いつでもどこでも勉強できる)
  ・サイト上で無料体験講座(音声講座と学習マップ)が利用できる

診断士の学習範囲はとても広いので、スキマ時間に聞き流し学習するのは、いいアプローチだと思います。聞き流し学習は受け身の姿勢でもできるので、取り組みやすい勉強法と言えます。

通勤講座については、当ブログの次の記事でまとめています。

中小企業診断士 通勤講座 【特色,口コミ・評判】


■口コミ・評判

ネット上で口コミ・評判をチェックしますと、Yahoo!知恵袋などでは「日本マンパワーは老舗」との評価が見受けられます。私自身、教材を使ったとがありますが、勉強すべき内容がまんべんなく網羅されていると感じました。「ユーキャン」についても、Yahoo!知恵袋などで勧める声が見受けられます。

「中小企業診断士 通勤講座」については、ブログ上の合格体験記で、1次の勉強で「通勤時間を利用した耳勉が効率的だった」との声があります。

(参考)
・先人の歩んだ未知:中小企業診断士試験合格への記録。

各講座、HP上に「合格体験記」「受講生の声」が掲載されています。一通り目を通すと、おのおのの教材を使った勉強方法や試験対策がイメージできると思います。


■最初は「わかりやすく取り組みやすい教材」を選ぶ

科目や分野によって、専門知識が多くとっつきにくい箇所が結構あります。そうした箇所が多いと、勉強が挫折する原因になりかねません。

ですので、最初はわかりやすく取り組みやすい教材を選ぶのがいいです。わかりやすい教材に何度か取り組みつつ、段階的に難易度を上げ、最後に応用・発展知識を攻略するようにすると、効果的に学習を進めることができます。


■勉強時間を確実に確保

診断士合格までに費やす勉強時間は1,000時間と言われます。私の場合は、それ以上の時間がかかりました。ですので、2次試験日までに、少なくとも1,000時間の勉強時間をねん出できるように意識します。

私は、仕事の後 家に直帰すると寝てしまうため、ファミレスなどで深夜まで勉強するようにしました。このほか、通勤時の移動時間を勉強にあてるといったアプローチも、勉強時間を確実に確保するうえで有効です。


■facebookページのお知らせ

facebookページも開設しています。よろしければのぞきに来てくださいね。

(facebook)
ゼロからわかる中小企業診断士


■通信講座と通学講座、おのおののメリットは?

私の場合は、1年目に1次試験に合格。その際は、通信講座に申し込み、市販の参考書や問題集、そして中小企業白書も買い込んで勉強しました。2次については、スクールにも通いました。当時は静岡県に住んでいたのですが、土日を利用して新幹線で東京まで通学しました。

通信講座のよかった点は、テキスト・教材がセットになっていることや、いつでもどこでも勉強に取り組めたこと。

スクールに通ってよかった点としては、診断士に合格した複数の講師から答案の作成方法を具体的に学べたことや、意識の高い生徒と事例研究ができたことがためになりました。診断士対策のスクールとしては、「TAC」(タック)や「LEC」(レック)、「TBC」といった学校がよく知られています。これらの学校では、通信講座もやっています。

TACの診断士講座については、当ブログの次の記事でまとめています。

TAC 中小企業診断士講座 【特色,口コミ・評判】


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