TBSの報道によれば、除染作業がヤバすぎることがわかりました。チェルノブイリでは、8人中7人がガンで死んでいる、というのです。
チェルノブイリ原発事故の際、1400キロも離れた場所でありながら、除染作業をしていた作業員が相次いで7人も死亡しています。除染作業の内容は、ウクライナや東欧から農産物などが西ドイツに運ぶ際、放射性物質が西ドイツに入らないように洗車し、エアフィルターを交換することでした。
3年後、フィルターを交換していた30代の作業員が肺がんで死亡。10年のうちに除染の作業員8人中6人が亡くなりました。全てがんです。
当時のメモによれば、被爆量は、2レントゲン(20ミリシーベルト)だったといいます。
以下、TBSのHPからの引用です。
「この線量を一度に浴びると遺伝子に異常を起こすおそれがある。すぐではないが、3~4年後に甲状腺がんを発症するおそれも出てくる」(マクデブルク大学病院 トリーネ教授)
その後、ツェルナーさんと一緒に除染に当たっていたノイキルヒさんも直腸がんと前立腺がんを相次いで発症して亡くなりました。除染に当たった作業員8人のうち7人ががんで死亡したことになります。
20ミリシーベルトとは、実は少ない被曝ではないのではないでしょうか。
(ソース)
・TBS:チェルノブイリ原発事故、除染の盲点
(2012年3月28日22:15)
http://news.tbs.co.jp/20120328/newseye/tbs_newseye4989862.html