「心不全が急増」。
そんな内容の学会発表していた学者がいた、というのです。
日経メディカルオンラインによれば、東北大学循環器内科学の下川宏明氏が、3月18日まで福岡で開催されていた第76回日本循環器学会(JCS2012)のLate Breaking Clinical Trialsセッションで発表。
以下、日経メディカルからの引用です。
救急車搬送の調査は、2008年から2011年6月30日までを対象とした。対象地域は宮城県全域だった。
(中略)
2011年だけが、3月11日~4月7日の期間の方が2月11日~3月10日の期間より、心不全、ACS、脳卒中、心配停止、肺炎のすべてが有意に多かった。例えば心不全は、2011年の2月11日~3月10日では123件だったが、同年3月11日~4月7日には220件と有意に増加していた(P<0.001)。
(ソース)
・日経メディカル:東日本大震災後に心不全が有意に増加、ACS、脳卒中も より。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/jcs2012/201203/524102.html
記事では、放射能の影響についての言及がないようです。
しかし、内部被曝の第一人者であるユーリ・バンダジェフスキー博士によれば、「セシウムは、たとえ少量でも心臓に攻撃を加える」と主張しています。
バンダジェフスキー博士は、3月19日、東京での講演で、次のように述べています。
子どもの場合、10から30bq/kgで60%の子供が心電図に異常が出てきてしまいます。bq数がさらに上がると、心臓の動悸が悪い子どもがどんどん増えます。ベラルーシにはそういう子どもがたくさんいるんです。汚染地域で。だから死んでいくんです。70から100bq/kgから、突然死のリスクのあるグループです。他の器官もいろんな疾病が出るわけです。
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