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2011年6月16日

【まとめ】ホットスポット(関東、東京、埼玉。放射能・放射線)

【ホットスポット・マップ】 *2011年7月26日更新版。


(群馬大学早川由紀夫教授作成。クリックすると大きくなります。放射能汚染マップは、早川教授のブログにて配布されています)


【一般人の許容限度:1ミリシーベルト】

一般人に許される1年間の放射線被曝量は1ミリシーベルト(1000マイクロシーベルト)です。非常時に上限があがるのは致し方のないことですが、今後は1ミリシーベルト以内の被曝に向けて除染を進めていく必要があると考えられます。

数値を1時間に換算すると、0.114マイクロシーベルト。今回は、0.2マイクロシーベルト(毎時)を超える可能性のある地点をピックアップしました。なお、日本では自然由来の放射線が平均で年間1.5ミリシーベルトあると言われています。ですので、とくに1時間に0.3マイクロシーベルト以上の地域では、放射線量を減らすことを意識する必要がありそうです。

東京都については、日本共産党の都議団が行った東京都の測定結果を使用しました(週刊朝日の6月24日号に掲載された測定値を使っています)。また、埼玉県については、比較的放射線量が高い地域とされている三郷と吉川の数値を調べてみました。吉川市は公式HP上で計測結果を公開しています。三郷市については、有志がネット上に公開している放射能汚染マップ(グーグルマップ)に基づいて数値を引用しています。


【東京(都内)の放射線測定値】

日本共産党の東京都議団による放射線量調査は、2011年5月6日~5月25日にかけて行われました。計測した地上からの高さは1メートル。調査結果としては、多くの地点で一般人の年間許容放射線量である目標数値0.114(1時間当たり換算。単位:マイクロシーベルト)を上回りました。もっとも数値が高かったのは葛飾区の水元公園の0.618となっています。

※単位は1時間当たりの放射線量(マイクロシーベルト)。以下同じ。
 
・墨田区
 錦糸4丁目 錦糸公園砂地 0.144~0.220

・江東区
 住吉2丁目 猿江公園 0.134~0.233 
 亀戸8丁目 亀戸公園 0.132~0.261

・足立区
 千住曙橋(草地・草むら) 0.155~0.223
 綾瀬 0.181~0.366
 東綾瀬 0.122~0.238

・葛飾区
 水元公園 0.275~0.618
 金町浄水場 0.283~0.300

・江戸川区
 上篠崎4丁目 0.247~0.254


*測定方法など

 地上からの距離:約1メートル。
 測定日:2011年5月6日~25日。
 測定器:ALOKA PDR-101型 ポケットサーべイメーター


(参考)
日本共産党 東京都議会議員団|申入れ・談話・声明(公式HP)


【埼玉・吉川】

・上組中組児童広場 0.45
・三輪野江小学校 0.36
・北谷小学校 0.27
・中曽根小学校 0.27
・吉川小学校 0.22
・中井沼公園 0.21


*以上、埼玉県・吉川市の公式HPより。

※ 測定方法・期日:地上50センチメートル、2011年6月2日。
※ 測定器の名称: 携帯用簡易型放射線測定器(ミリオンテクノロジー社製 RDS-30)
※ 検出放射線:  ガンマ線


【埼玉・三郷の周辺】

・カスミ前 0.36
・武蔵野線 橋下 0.36
・サッカー場前 0.53
・常磐道下 0.29
・国道16号下 0.24
・後谷小 0.2
・早稲田8交差点 0.26
・前間小 0.26
・丹後小 0.26
・文化会館 0.26
・岩野木公民館 0.36
・八木郷小0.36
・新和小 0.21
・さつき郵便局前 0.29
・桜小前不二家 0.35
・早稲田中前 0.3
・江戸川(TX) 0.39
・江戸川(三郷排水機場前)0.33
・江戸川(新掘橋前)0.29
・江戸川(常磐線) 0.26
・江戸川(寅さん公園) 0.21
・江戸川(東西線) 0.24
・江戸川(湾岸線) 0.21
・三郷市泉路上 0.21
・三郷市消防署裏 0.39
・市役所前駐輪場 0.21
・旅水路土手上 0.21
・新前田公民館付近 0.23
・三郷インター付近 0.26
・浄水場沈砂池前 0.21
・におどり公園 0.21

(出典)
三郷市内の放射線量計測より。


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