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2011年8月31日

【文部科学省】土壌汚染マップ(セシウム汚染地図)

【文部科学省の土壌汚染マップ・8月29日版】

(地図)
【文部科学省】土壌汚染マップ(セシウム汚染地図)

この土壌汚染マップは、セシウム137の汚染地図です。セシウム137の半減期は30年。除染作業を行わなければ、長く汚染が残ります。

文部科学省は8月30日、東京電力福島第一原発の100キロ圏内の土壌の汚染度をまとめた「放射性セシウムの土壌濃度マップ」をホームページに公開した。

調査は、福島第一原子力発電所からおおむね100キロ圏内の約2,200地点の土壌採取より測定した放射線セシウムの濃度を調べた。80キロ圏内は2キロ四方、80〜100キロ圏内は10キロ四方に1カ所の割合で、それぞれ5地点で地表から5センチの深さまで土壌を採取。調査期間は6月6日〜7月8日、6月14日時点の、半減期が2年のセシウム134と、30年の137の値を出している。

・文部科学省、放射性セシウム汚染土壌マップを公表 | リセマム (生活・健康、健康のニュース)より。

上記の記事には、セシウム134とセシウム137、両方の汚染地図が掲載されています。


【今後の課題】

チェルノブイリでは、1平方メートルあたり18万5千ベクレルの地域は、避難する権利がある区域とされたようです。福島原発の事故では、セシウム以外にストロンチウムやネプツニウム239(プルトニウム239の親核種)が拡散しています。こうした情報を総合して避難区域を広げる必要があるように感じます。

6月22日、飯舘村役場は福島市役所飯野支所に開設され、一部の老人ホームや事業所を除き、避難は完了。この避難にあたり、村長は飯舘村に戻るまでの時間を「2年間」と明言した。しかし、この8月にも新たにプルトニウム239の親核種であるネプツニウム239が数千ベクレル検出されたとの一部報道もあり、事態は深刻さを増している。本当に「2年間」で村民たちが村に戻ることができるかは定かではない。

日本一有名になってしまった村・飯舘村村長が綴った"までい"な暮らし - 日刊サイゾーより。

捨てきれない土地への愛着がある一方で、放射性物質の危険性は無視できません。難しい選択になりそうです。


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