【福島の「まつたけ」、暫定規制値超え】
福島県産のマツタケ、国の暫定規制値超えです。残念ですね。
福島県は(9月)17日、同県伊達市で採れた野生マツタケから食品衛生法の暫定規制値(1キロ当たり500ベクレル)を上回る放射性セシウムが検出されたと発表した。県内産のマツタケから基準値を超えるセシウムが検出されたのは初めて。
(中略)
県によると、モニタリング検査の結果、同市産のマツタケから、暫定規制値を超える1キロ当たり3300ベクレルのセシウムが検出された。
・時事ドットコム:マツタケから規制値超のセシウム=出荷制限中で流通せず-福島より。
【シイタケも出荷規制】
これに先立ち、原木しいたけは9月1日現在、福島県内各所で出荷制限になっています。露地モノだけでなく、施設栽培モノにも出荷制限がかけられました。
露地の原木椎茸は、福島市、本宮市、伊達市、相馬市、南相馬市、飯館村など。施設栽培については、伊達市、本宮市、新地町などで出荷制限です。(サンデー毎日9月18日号より)
【野生キノコが危険】
とくに危険と言われるのが野生きのこです。福島県では、43市町村で野生キノコが出荷停止となりました。キノコのセシウム汚染は福島だけにとどまりません。茨城県高萩市でも規制値を超えるチチタケが見つかりました。
福島の棚倉町では、チチタケから2万8000ベクレルのセシウムが検出されました。棚倉町は、大気中の放射線量は毎時0・2~0・3マイクロシーベルト程度だといいます。しかし、マツタケ、チチタケについては、マイタケ、ナメコなどよりセシウムに汚染されやすい傾向があるようです。
(参考)
・東日本大震災:キノコ狩り閑散 県内でセシウム検出、秋の味覚に風評被害 /福島 - 毎日jp(毎日新聞)
【雪国まいたけ、独自検査を開始】
放射能による「きのこ離れ」を防ぐため、雪国まいたけは、独自検査を行い、結果を携帯で調べられるシステムを導入しました。
早く安心して松茸や舞茸が食べられるようになるとよいですね。
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