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2011年9月19日

【厳しい声も】「雪国まいたけ」の放射線検査体制(放射能)

先日の記事で、雪国まいたけが放射能検査結果を携帯で調べられるシステムを導入したことについて書きました。

【放射能】「雪国まいたけ」は安全?

ツイッターの反応を見ると、おおむね好意的に受けいられらているようです。舞茸などのキノコ類が安心して購入できなかったので「ようやく舞茸が食べられる!」という喜びの声も見られます。

Ceron.jp - 雪国まいたけ、放射線検査を導入 結果は携帯で読み取り可能 - MSN産経ニュース


【2つの厳しい声】

厳しめの声としてあったのは次の2点です。

・検出限界はどうなのか?
・結局、基準値は国の暫定規制値ではないのか?

消費者も結構勉強しています。放射能検査では「検出限界」が決め手になることを知っている人が少なくないのです。9月19日現在、雪国まいたけのHPを見ると、検出限界は「40ベクレル」であることがわかります。これはちょっと高すぎでは?

セシウム134が20、セシウム137が20。放射性ヨウ素が検出されないとして、セシウム合算の検出限界が40ベクレル。つまり、最悪の場合、セシウム134が19ベクレル、セシウム137が19ベクレルのセシウム汚染があったとしても、結果は「検出せず」となってしまう可能性がありそうです。


【検出限界は合計10ベクレル以内に】

中部大学の武田邦彦教授は、1つの食材からの放射能汚染は、1キロ当たり10ベクレル以内にすべき、としています。であれば、高くとも合算の検出限界で10ベクレル以内の検査が望ましい、ということになります。雪国まいたけには、検出限界を下げてほしいなぁと思います。


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