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2012年11月18日

【韓国経済危機】 2015年も厳しい?

【消費者心理指数、3カ月連続下落】

*2015年1月23日更新版。

2014年12月24日に韓国銀行が出した「2014年12月消費者動向調査結果」によれば、消費者心理指数は102を記録。11月より1ポイント落ちました。これは、2014年10月以降3カ月連続の下落になります。

セウォル号の事故の余波で消費者心理は急激に下落。8~9月には回復傾向を見せましたが、10月以降再びつまずいている状況だと言います。

(参考)
中央日報:消費者心理指数、3カ月連続下落…苦しい韓国経済
  (2014年12月25日)

韓国経済をけん引してきたサムスンなどの調子が悪いですので、巻き返しはたいへんそうです。格安スマホが次々と登場し、性能もいいですので、サムスンのスマホの存在感が薄れてきているように感じます。

2015年も、依然として厳しい状況が続くのではないでしょうか。


以下は、過去のニュースについてです。


【2013年の経営環境はさらに厳しく】

2013年の経営環境は、さらに厳しくなる
韓国の代表的な企業の6割が、そう考えていると言います。

韓国の全国経済人連合会は、売上高基準上位600社を対象に2013年の経営環境について調査。結果としては、「今年より厳しくなる」との回答が62%、「今年とほぼ同じ」との回答は29%、「今年より改善する」は9%だったそうです。

(参考)
・聯合ニュース:来年の経営環境は「より厳しく」 企業の6割=韓国
(2012年11月15日)
http://japanese.yonhapnews.co.kr/economy/2012/11/15/0500000000AJP20121115003100882.HTML

韓国経済は、現状でも十分厳しいわけですが、これがさらに悪化したら、タイヘンです。


【大統領、「経済非常事態」を宣布】

現実問題としては、新大統領は就任初年度から「経済非常事態」を宣布。2013年の成長率予測値を2・3%に大幅下方修正しています。大統領自ら非常事態と認識しているワケですから、ただごとではありません。ここまで継続的に韓国経済ニュースを追ってきましたが、「韓国では、リーマンショック並みの経済危機が続いている」というのが、率直な印象です。


【企業の業績が悪化】

韓国では、業績悪化の兆しが顕著になり始めています。借入金の比率が高水準にあり、2012年下半期には大手12財閥のうち4財閥で利払い金額が営業利益を上回っているというのです。

【2013年】韓国経済の実態は「非常事態」?アベノミクスで大打撃


【2014年も厳しい状況】

朴槿恵大統領は、5月16日、今年に加えて2014年も韓国は厳しい経済状況に直面する見通しであるとの認識を示しました。大統領府が公表した声明によると、朴大統領は財政政策に関する会合で、インフラ支出の大幅な減少が成長を妨げる可能性があると指摘したということです。

(参考)
・ロイター:韓国、2014年まで厳しい経済状況に直面=大統領
(2013年5月16日)
http://jp.reuters.com/article/marketsNews/idJPL3N0DX1Y820130516


【ゴールドマン・サックス資産運用が、韓国から撤退】

少し前になりますが、ゴールドマン・サックスの資産運用部門は、2012年11月13日、韓国事業を終了すると明らかにしました。

【韓国経済危機】ゴールドマン・サックス資産運用が撤退(2012年11月)

日本でゴールドマン・サックスが資産運用から撤退するといったら、投資家はびっくりすると思います。「そこまで経済がひどいのか」と感じるのではないでしょうか。

しばらく危機は長引きそうです。


【関連記事】

【韓国経済危機】タイが韓国国債を大量売却!