人気のある資格と、実際にそれを取得した後の収入との間にギャップがあることがよくあります。
そこで今回の記事では、「儲かる資格（職業）」という視点に注目してまとめてみました。
■ 資格別の平均年収ランキング
年収ラボというサイトでは、高収入のランキング一覧を掲載しています。それによると、順位は次のとおりです。
１位 弁護士 1,189万円
２位 医師 1,072万円
３位 公認会計士 817万円
４位 税理士 817万円
７位 一級建築士 677万円
４位 歯科医師 621万円
６位 不動産鑑定士 566万円
８位 獣医師 554万円
９位 薬剤師 533万円
10位 技術士 532万円
（参考）
・年収ラボ：平成25年資格別平均年収＆平均時給ランキング
やはり弁護士と医師は高収入ですね。この他、12位 社会保険労務士 530万円、13位 看護師 472万円、18位 准看護師 399万円、21位 ケアマネージャー 367万円、27位 ホームヘルパー 289万円などとなっています。
この他、「中小企業診断士の平均年収は800万円～1000万円」との情報もあります。
中小企業診断士については、当ブログの次の記事で解説しています。
・【2014年版】ゼロからわかる中小企業診断士（資格,試験,勉強法）
■ AERAの稼げる資格ランキング
週刊誌のAERAが、分野別の稼げる資格ランキングを掲載しています。
〇不動産系
１位 不動産鑑定士
２位 土地家屋調査士
３位 宅地建物取引主任者（宅建）
〇法務系
１位 弁理士
２位 司法書士
３位 社会保険労務士（社労士）
〇財務・会計・金融系
１位 アクチュアリー
２位 税理士
３位 公認会計士
（参考）
・AERAの記事：2013年5月更新版
■ 「収入アップ」や「有利な転職」が期待できる資格ランキング
リクルートの情報誌R25の「収入アップや転職で有利に働く可能性が高い資格ランキング」は次のとおりです。
１位 TOEIC・TOEFL
２位 簿記1級
３位 基本情報技術者試験
４位 宅地建物取引主任者（宅建）
５位 弁理士
※転職支援のネオキャリア調べ
（参考）
・R25：生涯年収アップが見込める資格5選
■ 転職で有利な資格は？
「転職で有利」という視点ですと、ランキングがちょっと変わってきます。転職サイトＤＯＤＡに寄せられた１万５千件の求人情報をもとに集計した「資格取得が必須の求人ランキング」は次のとおりです。
１位 普通自動車免許第一種
２位 薬剤師
３位 MR（医薬情報担当者）
４位 建築士一級
５位 臨床検査技師
６位 建築士二級
７位 日商簿記検定2級
８位 建築施工管理技士1級
９位 電気工事施工管理技士1級
10位 宅地建物取引主任者（宅建）
この他、11位 日商簿記検定3級、18位 公認会計士、同じく 18位 電気工事施工管理技士2級などとなっています。
（参考）
・ＤＯＤＡ：転職で本当に有利な資格は？
就職・転職に有利な資格は、次の記事でまとめています。
・【頂上決戦】 就職・転職に有利な資格 【ランキング】
■お得な資格はどれ？
社会人の場合ですと、公認会計士、税理士、簿記、社労士、宅建、基本情報技術者試験あたりがねらい目でしょうか。
公認会計士や税理士については、まず簿記３級、２級を取得して、ステップアップしていくとスムーズ。簿記も就職に有利ですし、段階的に取得していった方が途中で挫折しにくいと思います。
基本情報技術者（国家資格）も、同じく国家資格のITパスポートで基本的な知識を習得してからチャレンジするのも一手です。
■資格学校や通信教育にはどんなところがあるの？
試験対策の学校については、司法試験（弁護士）なら伊藤塾など、公認会計士、税理士、簿記、社労士であれば、ＴＡＣなどが有名です。
公認会計士や税理士の通信教育では、クレアールなどがよく知られています。クレアールは、「非常識合格法」というユニークな指導方法を採用しています。
スクールに通う時間がなかったり、受講費用をおさえたい場合は、ユーキャンやキャリアカレッジジャパンなどの通信講座が役に立ちます。
通信講座で人気の資格については、以下の記事で取り上げています。
・【頂上決戦】 通信教育で人気の資格 【通信講座】