【2011年12月9日更新版】 *2012年1月5日更新。
(地図)
・放射能汚染地域マップ(群馬大学・早川由紀夫教授作成)
全国・関東の放射線量分布マップといえば、群大の早川教授のものがもっとも有名です。福島原発事故後、4月上旬には放射能汚染マップを作成・公表しました。この中で、千葉県柏市、流山市、松戸市、そして埼玉県三郷市がホットスポットとして色分けされました。
【次々に見つかるホットスポット】
セシウム汚染牛肉問題が大きく報道されました。宮城県の稲わらが肉牛に資料として与えられた結果、セシウム牛肉が全国に流通、消費されました。宮城県においても、福島県に近接する丸森町や角田市周辺が放射線ホットスポットになっていることがわかります。ホットスポットの周辺の農作物・畜産物のセシウム含有率は高くなる傾向があります。ですので、ホットスポット地図を頭に入れて買い物をしたり、意思決定をしたりする必要が出てきました。
【観光地や避暑地もホットスポットに】
栃木県の那須、日光もホットスポットになってしまいました。とくに那須高原の放射線量が高くなっています。那須塩原や那須町の学校のいくつかで、校庭の空間放射線量が毎時1マイクロシーベルトを超えました。これを受けて、校庭の表土の除去など、除染作業が行われています。日光市については、とりわけ山岳部・霧降高原で放射線量が高くなっています。
また、長野県軽井沢でも放射線量がやや高くなっています。岩手県では、一関市や平泉町周辺の放射線量が高いです。せっかく世界遺産登録が決まったのに、中尊寺金色堂なども放射線量が高くなってしまい、残念です。
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