【セシウム検出状況は?】
栃木県、宮城県の新米からも放射能・セシウムが検出されました。これで、平成23年度(2011年度)の米の放射能汚染状況は次のようになりました。
・茨城県 鉾田市 :52ベクレル
・茨城県 水戸市 :24ベクレル
・千葉県 白井市 :47ベクレル
・千葉県 市川市 :46ベクレル
・福島県 二本松市:22ベクレル
・福島県 福島市 :20.8ベクレル
・栃木県 日光市 :55ベクレル
・宮城県 大崎市 :47ベクレル
*数値は1キロ当たりのセシウムの量。単位はベクレル。
なお、最新の放射線検査結果は次のブログで整理してくれています。
・メモ:お米の放射性物質(放射能)の検査結果(2) 9/1~: コンタンのブログ
【検出限界、定量下限値の効果?】
ご存じの方も多いと思いますが、新米の放射能の検査では、検出限界や定量下限値が高めに設定されています。千葉県や茨城県は40ベクレル。39ベクレルまでの汚染ならわからないのです。セシウムの検出がない、といっても、必ずしも0ベクレル、ということではないのですね。
【定量限界が高いのはなぜ?】
検出限界や定量下限が高いことについては、ジャーナリストの江川紹子さんが直接行政に問い合わせています。検出限界を1キロ当たり1ベクレルにするためには3時間かかる。他の検査もたくさんあるので時間をかけるのは難しい。暫定規制値が500ベクレルだからその25分の1の20ベクレルでも十分なのでは?というような内容だったようです。
(参考)
・お米の放射性物質検査の放射性セシウム検出限界が20Bq/kgとなっているのはなぜか - Togetter
しかし、検出限界20とか40だと、逆にそのお米に対して悪い印象を持ってしまう人もいるのではないでしょうか。
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