東レは、RO膜によってセシウムやストロンチウムの大半が除去できた、と公表しました。
東レは13日、自社最新の海水淡水化逆浸透(RO)膜を用いてセシウムやストロンチウムなどの放射性物質を100分の1レベルまで除去できることを確認したと発表した。一定条件下で評価試験をしたところ、セシウムとヨウ素は約300分の1に、ストロンチウムは約1500分の1に除染が可能であると確かめた。
・日刊工業新聞(東レ、RO膜で放射性物質除去-評価試験で確認)より。
これまでに、RO逆浸透膜8浄水器の実証実験が成功した、と公表したのは。コーウェイ(coway)や、寺岡精工、マーフィードあたりでした。いずれも第三者機関が放射能除去成功を確認しています。
東レも、RO膜による実証実験を実施。性能・効果が確認できた形です。東レはRO膜分野では「世界最高水準の技術を持つ」と評判です。その東レがRO膜の効果を肯定したことには、大きな意味があると思います。
残念なことに、東レは、家庭用のRO膜浄水器を製造していません。また、東レはHP上で、ポット型浄水器・トレビーノの放射性物質除去効果を否定しています。
現時点で放射能除去効果を第三者機関で実証しているのは、コーウェイ(coway)、寺岡精工、マーフィードなど、少数の会社に限られています。
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